FXの口座開設ページの「外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面」には、必ず「FXは元本以上の損失の出る恐れが有ります」といった注意書きが書いてあります。
外国為替証拠金取引に係るご注意
本取引は、少額の資金で多額の取引を行うことができるレバレッジを用いた取引であるため、本取引の額は、お客様が当社に預託すべき証拠金の額に比べて大きくなります。
証拠金の額を上回る取引を行うことができることから、場合によっては、大きな損失が発生する可能性を有しています。また、その損失は、差し入れた証拠金の額を上回る場合があります。
しかし、どういった場合にFXで元本以上の損失が発生するのでしょうか?
FXで資金がマイナスになる場合1(週末に大量のポジションを保有)
FXで資金がマイナスになる事が最も起こりやすいのは「週末に高い実効レバレッジで大量のポジションを保有したまま、決済せずに持ち越した場合」です。
例えば、高い実効レバレッジで米ドルを大量に買い持ちにして週末を迎えます。週末は為替市場が全てお休みですから月曜になるまでFX取引は出来ません。
週末の間に、例えばアメリカで911(米国同時多発テロ)の様な大規模なテロ事件が発生するとか、アメリカの大手金融機関が倒産するといった、アメリカの政治経済にとって良くない大事件が起これば週明けのドルがいきなり暴落して始まる可能性が有ります。
そうなればロスカットされる前に資金がマイナスになる危険が有ります。月曜朝の相場が大きく下落して始まれば資金が全部吹き飛んで元本以上の損失(借金)が出来るという危険性は充分に有り得ます。
FXで資金がマイナスになる場合2(経済指標・重要指標発表、天災など)
例え週末を挟まなくても、あまりにも高レバレッジでFX取引をすると、経済指標 重要指標発表、FX 正月、FX クリスマス、大地震などの天災で為替相場が大きく動いた時にロスカットが働かない可能性が有ります。
その場合、資金が全部吹き飛ぶだけでは済まずに、FXで元本以上の損失が出る危険性が少なからず有ります。
例えば2011年に発生した東日本大震災では
、地震 円高 円買い ドル安 理由 訳により、翌週に東日本大震災 円高 1ドル=76円25銭と急激に大幅な円高になったので、大量のポジションを大幅な含み損を抱えたままアホールド アホルダーしていた人のポジションが強制ロスカットされました
この時に、レバレッジ最大の25倍でFX取引した方の中には、ロスカットが間に合わずに資金がマイナスになった方も少なからずいたそうです。